OB&OG’S
VOICE

マネジメントに必要な論理的思考やものの見方を習得

若林稲美さん
武蔵野赤十字病院
副院長/看護部長
認定看護管理者

看護学研究科修士課程
看護管理学領域2010年修了
思うことが十分伝わらない。何が不足しているのかを学びたい
看護師になって38年。一般病棟の看護師から看護師長、管理職とキャリアを積んできました。現在の業務は会議や面談が中心で、病院や看護部の方向性や方策を決めたり、現場の看護師が活躍できるよう看護師長と面談し、個人目標と組織の目標とのすり合わせをしたりしています。看護師が現場で力を発揮し、充実した看護を実現するためにはマネジメントが重要です。マネジメントの仕方次第で周囲を巻き込み、効果を上げることができるのです。
ところが看護師長時代、部署のマネジメントをするなかで自分の思うことが十分に相手に伝わらないと感じる経験がたびたびありました。何かが不足しているのだろうと思いつつも、それが何なのかわかりません。大学院で学べばその答えが見つかるのではないかと進学を決めました。
問題解決には可視化・言語化、多職種との協同が必要
臨床現場には日々多くの問題が起こります。それらを解きほぐし、可視化・言語化し、多職種とうまく協同して解決に導くという過程で、大学院で学習した論理的思考が役立っています。それまでは自分のセオリーで解釈して方向性を考えており、セオリーからはずれる意見には否定的な感情が起こりました。今も感情が先走ることがないわけではありませんが、なぜそういう感情が起きるのだろうと、その根拠を確認するようになりました。
ものごとの見方も変わりました。一方の意見を鵜呑みにするのではなく、他の考え方がないか、可能性を模索するようになりました。看護師の価値観は類似していることが多いため、看護師同士は十分に言葉を尽くさなくてもわかりあえる傾向にあります。しかし看護師は多職種とかかわっており、他職種には根拠を十分に示さないとわかってもらうことはできません。その視点が、これまでの私には不足していたのだと改めて実感しています。
私が勤務する武蔵野赤十字病院は、地域医療支援病院としてさらなる地域連携が求められています。本学大学院で学んだことを生かし、連携がより円滑に進められるよう取り組んでいきたいと考えています。
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