OB&OG’S
VOICE

傷ついた人々のために自分に何ができるかを模索

内藤なづなさん
日本赤十字看護大学大学院
(精神保健看護学) ※2018年修了

看護学部2003年卒業

卒業後、精神科の看護師として働きながら、開発途上国でのスタディツアーに参加し、HIV陽性者の自助グループに出会いました。保健医療サービスの乏しい地域で懸命に支え合う姿に感銘を受け、青年海外協力隊(エイズ対策)への参加を決めました。赴任先のネパールではHIV陽性者団体の協力を得て、住民への予防啓発活動やエイズ患者へのベッドサイドケア、ハイリスクグループである薬物依存症の自助グループ支援をしました。貧困に加え、偏見を持たれやすい人々を支援するうえでは無力感を抱くこともありましたが、2年間ネパールの人々と共に地道に活動を続けました。すると、徐々に住民が関心を向けてくれ、やがて自分たちでプログラムを継続していこうという声があがっていったのは嬉しい変化でした。帰国後は本学の助手を経て、修士課程に進学しました。傷ついた人々の声に耳を傾け、彼らが再び力を取り戻せるような支援の在り方について考えていきたいと思っています。

養護教諭として健康な子どもの心身の成長を支える

弘中晶子 さん
都内小学校 養護教諭
(現:地方独立行政法人神戸市民病院機構神戸市立医療センター中央病院)

看護学部2011年卒業

健康な人にも看護は必要であることを大学時代に学び、子どもの心身の健康を支えたいという思いから養護教諭を志しました。
養護教諭の仕事は、健康診断の準備・実施・管理、保健指導、病気やけがの手当て、教室に行けない児童のサポート、保護者との情報交換、教職員への保健情報の周知など多岐にわたります。
また、養護教諭は長い時間をかけて対象者と向き合い、信頼関係を築きます。臨床経験がないまま教育の分野に飛び込み、現場で学ぶことばかりでしたが、本学のグループワークや看護学実習で他人の意見を聞き自分の意見を述べる経験の積み重ねは、教職員との連携や保護者・児童と関係を築くうえで役立ちました。
その後、養護教諭の職を離れ本大学院に入学し、助産師資格を取得しました。これまでの経験も活かしつつ、将来は地域の身近な存在として母子や家族を支える活動をしたいと考えています。

保健師として住人の協力を得ながら地域づくりに貢献

山本友晃 さん
幸保健福祉センター 高齢・障害課
障害者支援係 精神担当 保健師

看護学部2014年卒業

保健福祉センターで、障がいを抱えながら生活している人や精神科病院から地域社会に戻る人、またその家族の方たちの支援業務を担当しています。電話相談や窓口での面接、自宅や病院を訪問するなどして、相談者と直接かかわりをもつことになります。
さまざまな境遇で生活している方に対する支援には、一定の答えは存在しません。そのため、相手の生活に寄り添い、相談者と「一緒に」考えて、課題を解決することが求められます。無事に解決に導くことができ、相談者から「ありがとう」と感謝の言葉をいただくたびに、保健師という地域での仕事を選んでよかったと感じています。
保健師には「地域づくり」という仕事があります。それは保健師だけの仕事ではなく、実際に地域に暮らしている人たちの協力を得て、一緒に作り上げていくものだという意識が必要でしょう。将来的には、保健師として地域のニーズを収集し、新たな支援体制を1つでも確立していきたいです。

災害支援に携わり、看護との共通点を実感

寺門健太 さん
水戸赤十字病院 看護師

看護学部2012年卒業

整形外科と内科(膠原病・糖尿病)の混合病棟で働いています。怪我によって日常生活が困難な患者の介助や術前・術後の看護、服薬指導や感染予防行動の指導などが主な仕事です。
2016年の熊本地震の際には、災害支援に携わりました。地域で暮らす障がい者の方たちの避難所に派遣され、避難者の健康状態の把握、廃用症候群予防のための運動、食事の配布、環境整備等を行いました。その経験の中で感じたのは、なんでもしてあげることは、相手のためにならないということです。東日本大震災で被災した石巻のボランティアチームの方に「いずれ地域で自立するための力を損なうようなかかわり方をしてはいけない」と教えられ、対象者の力を活かしつつ足りない部分を補助するという点は、日ごろの看護と共通していると感じました。
将来は、スペシャリストになるか、管理者を目指すか、教員になるかなど、多くの選択肢がありますが、現場で経験を積みながら、じっくり考えていきたいです。

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